シンガポールで30代、40代、50代を過ごしてきて- 30代編

Twitterに誰かがあげていて、なるほどなーと思ったのですが、その方曰く

「40代独身女性ばかりの飲み会で、20代の女子会は恋バナ中心、30代の女子会は不倫話、40代は今期面白かったドラマやライブの話しかせず、40代になると自分自身の話をしなくなる」

私は29歳で結婚して香港へ行き、31歳で第一子を産み、すぐにシンガポールへ来たので、30代40代と50代の半分をシンガポールで過ごしてきたことになります。

30代は33歳の時に第二子も生まれたので、ほぼ子育てに追われる毎日だったような気がします。第一子である娘が産まれて3ヶ月でシンガポールに来たので、友達もおらず、香港での仕事もシンガポールオフィスに紹介してあげると言っていただいたのですが、なんとなく既に母親モードに入っていたのと、旦那の給料でなんとかやっていけるような目処が立った感じだったので、しばらく専業主婦をすることにしました。

まだ子供が1人しかいなかった時は、そこまで家事も子育ても大変じゃなかったので、朝、夕と毎日コンドミニアムの公園に行っては、娘を遊ばせていました。おしゃれに気を使う気も失せ、スッピンで日焼け止めすら塗らず、シンガポールの日差しを浴びまくった私は真っ黒に日焼けしていました。あれはマジで大失敗だったなと10年後に気付くことになリました。

しばらくすると公園で知り合った同じコンドミニアムに住む外国人や日本人のママ友がボチボチできだし、1歳になるまでは、ママ友とお互いの家を行き来したり、子供のためのパーティーをやったり、まあこの子供のためのパーティーはいつか大人のための飲み会へと変わっていったのですが、日本人のママ友とは雛祭りや子供の日、節分など季節の行事の度にお料理を作り、デコレーションをして、少しでも日本の伝統や文化を子供に伝えてあげたいと頑張っていたものです。

コンドミニアムのファンクションルームが無料で使えたので、毎週水曜日の午前中は無料のベイビーグループを開催していました。親がそれぞれおもちゃなどを持って子供を連れてきて遊ばせるだけの会でしたが、1人で籠もりがちなお母さんたちが、少しずつ集まりだして、最盛期は30人くらいの子供が来ていたような気がします。その子供たちも2歳になる前後で、保育園や幼稚園に行き出し、うちの娘も2歳から近所のプレスクールに通い出したので、ベイビーグループもやめる事にしました。

毎年恒例だったコンドでのハロウィン

ちょうどその頃第二子を妊娠中だった私は、オーチャードのバレエ教室に通っていた娘を連れて行くのも大変だという事で、そこの先生にコンドミニアム内のダンススタジオでバレエ教室をしてもらうために、同じ年頃の女の子をもつお母さん達に声をかけまくり、週一回のバレエ教室の開催が実現しました。この教室では日本人、韓国人、インド人、シンガポール人など色々な子供たちが習っていましたが、この時に毎週バレエのレッスン終了待ちを一緒にしていた日本人のお母さん達とは、今でもまだ付き合いがあり、長期にわたる友人となりました。

娘のバレエ初舞台はHDBのイベントだった!

そのグループを中心にインターに通う日本人やハーフの子供を持つお母さんと日本語や日本の遊びを教えるグループを作り、かるたをしたり、はないちもんめをしたり、だるまさんが転んだをしたりしていましたが、そのうち子供も英語の方が強くなってきて、だんだんと大人と子供のパーティーグループへと変わって行き、やれハロウィンだ、クリスマスだと、季節のないシンガポールで季節ごとの行事をネタに家飲み会ばかりしていました。これが良かったのか悪かったのか、うちの子はすっかりパリピーになってしまいました!ただここでかなり社会性が培われたような気もします。

幼稚園の頃までは公園で仲良く遊んでいた日本人のお友達も、小学校に入るくらいから、グループに別れだし、日本人学校組とインター組は、話や遊び方が合わないのか、公園であってもあまり遊ばなくなっていきました。うちの子はハーフなのでまだわかるのですが、純日本人のインター組の子も、日本人学校の子からは「英語人」と呼ばれていたようで、「あいつらは英語人だから遊ばない」的な子供の中のルールが出来上がっていったような気がします。インター組も英語のほうが母国語になってきた時期でもあり、日本人学校の子供の日本語力にはついていけなかったのかもしれません。

娘が3歳でカナディアンスクールに入学する半年前に第二子である息子が産まれました。

この時期、娘のプレスクールが移動してしまい、歩いて行くには微妙に遠く、スクールバスもなく、出産前後で自転車にも乗れず、車も持っていなかったのですが、ちょうど定年退職した父が出産前後4ヶ月間手伝いに来てくれました。娘を自転車に乗せて、プレスクールまで連れていってくれ、その帰りにウェットマーケットやスーパーマーケットで買い物をして、家に帰ってきてから料理をしてくれて、めちゃくちゃ助かりました。

お料理上手なうちの父!

無事に息子も産まれ、息子が4ヶ月の時に父が日本に帰るタイミングで、家族全員で日本に一時帰国をしました。3週間ほど日本にいて、シンガポールに帰ってきた時にはもう父はおらず、しばらく息子をバギーにのせ、娘を学校に連れて行くという生活を送っていましたが、すっかり父の助けにスポイルされてしまった私は「もう無理じゃ〜 住み込みのヘルパー雇う〜」となり、たった3ヶ月ほどで根をあげてしまいました。

23歳のフィリピン人ヘルパーのヘラは元バレーボール選手だったというだけあり、若いし、力もあるしで、うちの子供なんか、ヒョイっと持ち上げて、元気に遊んでくれました。掃除嫌いだった彼女は、掃除はまあ適当に茶を濁していましたが、料理は好きだったようで、日本のレシピ本に英文翻訳したポストイットを貼り付けておき、今日はこれよろしくと頼んでおくと、なかなか立派な和食も作ってくれました。時々、ビシッと私に怒られても、1時間くらいするとけろっとしている強靭な精神力の持ち主でもありました。ヘラのおかげで、産後や海外での2人子育てのストレスはずいぶんと軽減されたので、彼女には本当に感謝しています。そんな彼女も今ではフィリピンに帰り、結婚して、2人の母親になっています。Facebookフレンドなので、うちの子供たちの成長も見てくれていると思います。

息子が産まれた時にもまたベビーグループを再開したのですが、今度は日本人ではなく、近所のシンガポール人やアジアのお母さん達が集まってきました。このアセアングループは、日本人グループよりパリピーで、さらに激しくパーティーをしまくり、ランチに行きまくる日々を過ごしていました。

うちの旦那の誕生日パーティー!

そのうち、そのアセアングループでレディーストリップと称し、お母さん達だけで、アジアの近場へ短い旅行に行くようになりました。

ある年のレディーストリップ

ある年、タイのチェンマイに行った時、ギャラリーに入り、私が何気なく、この絵はシンガポールでも売れそうやなーと言ったのをきっかけに、なんと自分たちでギャラリーを始める事になってしまいました。友達同士でやるビジネスには、あまり乗り気ではなかったのですが、金持ちインドネシア人の親が買って空き部屋にしているコンドミニアムがあるという事で、そこをDIYで少しだけ改装して、ギャラリーを作りました。それからは、レディーストリップは完全に仕入れのための旅行になり、行く度に仏像やら、絵画やら、小物やらを仕入れては、今で言うポップアップストア的に売っていました。ホテルフェアや学校のイベントにも行き、業者に頼むとお金がかかるので、自分たちで、商品を車にのせ、カートでえっちらおっちら運ぶという力仕事もしていました。当時、SNSもそこまでアクティブではなく、宣伝の仕方が限られていたり、同時に移住コンサルタントの仕事を頼まれて始めたところだったりして、日本のオンラインショップで売ったりもしていたのですが、あまり売れないし、そろそろこの辺が潮時かなという感じでやめました。

5monks Gallery

娘が小学校1年生になる頃に始めた移住コンサルタントの仕事も、初めは娘の友達のお母さんに、日本人で仕事をちょっと手伝ってくれる人を探していると言われ、単発のバイトかな?くらいの軽い気持ちで面接に行ったところ、じゃあ来週からトレーニングねーみたいな感じで、なぜか働き始める事になってしまいました。その頃、もうヘルパーはいませんでしたが、子供が帰ってくる夕方までには終わる仕事だったし、毎日ではなく、ポツポツと入ってくる感じだったので、続けられたという感じです。この頃の子供の学校の送迎は、子供に日本語を教えていたグループのお母さん達や、今でも私のYouTubeでカメラマンをしてくれているみっちゃんが手伝ってくれました。この方達には足を向けては寝られない私です。

Kalm Salonで白髪ぼかしに挑戦中のカメラマンみっちゃん
カナディアンスクールにて

先日、駐妻のもめ事をいうブログを書いた私ですが、シンガポールに住んで23年間、親も親戚もいない外国で、いつも助けてくれたのは近所のママ友でした。外国人のママ友も、日本人のママ友も、もうシンガポールにいない人たちもたくさんいますが、今でも付き合いが続いている人も多いです。シンガポールに住んでいる皆さんには、大勢の知り合いよりも、少数で良いので、いざという時に助け合える信頼できる友達を作って、色々と大変な海外生活を乗り切っていただきたいと思います!

30代編はこちらから!

40代編はこちらから!

50代になってYouTubeを始めてしまった私の最近のお気に入り飲茶レストラン動画はこちらから!

最後までお読みいただきありがとうありがとうございました♪

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