シンガポールの永住権保持者がびっくりした政府の年金舵取り!

シンガポールに長年住んでいる人の中には、PRと呼ばれる永住権を持っている人も多いです。最近では、なかなか取得しづらい永住権ですが、20年前くらいは結構サクサク出ていました。

PRになるとCPFと呼ばれるシンガポールの年金&健康保険システムのようなものに加入できます。CPFはOA (Ordinary Account), SA (Special Account), Medisaveという3つのアカウントで構成されていて、サラリーマンの場合は給料からの強制天引きと、会社も給料に上乗せして払い込んでくれる事になっています。

日本の年金と違うのは、その金額がオンラインでいつでも見られるし、それは自分のお金だという事です。OAを使って、不動産を買ったり、投資をしたりもできます。

今回の政府の発表は、元PRや元シンガポール人で、まだCPFのアカウントを持っている人の分は全てクローズするという事でした。

CPFのアカウントには結構な利子がつくので、放置したままの元PRの人も多かったはずです。おまけに、私達がシンガポールに来たばかりの頃はPRではない外国人でもCPFに加入できたので、もうシンガポールに関係のない外国人でもCPFを持っている人は多くいるようです。

前置きが長くなりましたが、なぜ今回のニュースがショッキングだったかと言えば、シンガポール国外にいるPRの、REP (Re-entry permit) が、更新されなかった場合、PR Statusを失い、CPF Life を含むCPF Accountを全てクローズすると、シンガポール政府がはっきりと言ったからです。

PRは永住権といいながら、実はREPと呼ばれるRe-entry Permit を更新していく必要があります。通常、5年毎の更新ですが、海外在住になると、1年更新になる事が多く、数年経つと更新不可となる人が多いです。

このREPとは海外からシンガポールにPRとして戻ってくる許可証みたいなものなのですが、これが更新されるか、されないかが、どうPRのステイタスにどう反映されるのかが、あまりハッキリと言及されていなかったので、私的には、将来的にシンガポールを離れて、REPが更新されなくても、シンガポールの年金であるCPF Lifeは継続されると思っていました。

しかし今回の発表で、Re-entry permitの失効=PRの失効=CPF口座の閉鎖=シンガポールの年金はなくなる、という図式がはっきりしたという事です。

ちなみに今回の措置は2024年の4月1日に行われるとのことです

そのままCPFにお金を置いておいた場合も、CPFではなくシンガポールの銀行の利子を2027年3月31日まではつけてくれるらしい。絶対に気づかないままCPFがクローズしてたっていう人が出てくる事を考えると、結構親切だね!

という事で、将来的にシンガポールを離れる予定の人は、65歳から始まるCPF Lifeという年金はアテにできなくなる可能性もあるので、そのためのプランBも考えておきましょう!

いや、それうちの話やがな!

このニュースの詳細はこちらから💁‍♀️

CPFB | Closing your account when you leave Singapore
If you’re leaving Singapore and West Malaysia permanently, you can withdraw your CPF savings. Find out if that applies to you and what’s involved.

最後までお読みいただきありがとうありがとうございました♪

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