さすが福祉国家のイギリス 今、揺り籠から墓場まではどうなってるか?

イギリス人旦那の両親は、87歳と96歳という高齢ですが、まだ旦那の実家で二人で暮らしています。

1日4回ケアしてくれる人が来るとは聞いていたのですが、それだけでもすごいなと思っていたら、なんとお父さんに3人、お母さんに3人来ているらしい。

ご飯を作ってくれたり、家事をしてくれたり、お風呂に入れてくれたり、オムツを替えてくれたり、時にはガーデニングまでしてくれるらしい。

記憶が20代まで遡っている義父は、時々、若い頃に住んでいたロンドンに、仕事に行かなければならないと言っては、あなたはもう96歳だから働かなくて良いのよと、なだめられている。10年前くらいに脳梗塞を患った義母は、今ではほぼ寝たきりですが、頭はしっかりしていて、ボードゲームもできるらしい。

先日うちの旦那がイギリスに帰っていたのですが、帰る直前に、2階で寝ていた義父が、夜中にドスンとベッドから落ちたらしく、1階で寝ていた義母が、身体に装着している緊急用のディバイスで、救急車を呼び、一時入院する事になりましたが、無事だったらしく一安心!

ロンドンに住んでいるうちの子供達も顔を見せて、家族団欒が楽しめたようで良かった!

うちの旦那が実家にいる間にも、義父が夜中にトイレで転倒して、救急車を呼んだらしく、さすがに二人でヘルパーさんが誰もいない状態で暮らすのは無理ではないかとなったのですが、夜に泊まり込んで世話をしてくれるサービスまであるという事で、そのサービスを頼もうという話を今進めているという事です。

そして、驚くべきことに、このサービスは全て無料で国がやってくれています。

イギリスも、大学も無料ではなくなって久しいですが、医療や介護に関しては、まだまだ 「揺り籠から墓場まで」の福祉国家として、最後のプライドを保っている感じです。

ちなみに、この介護の現場はアフリカ系の移民の方が多いらしく、その方達の労働力に支えられている部分も多いと思います。

遠くで暮らしている私達にできる事は少なく、ヘルパーの皆さんには、感謝しかありません。

義母が自分の妻だという事もわからなくなっている義父ですが、You are a good girlと言いながら、義母を撫でたりするらしく、60年以上連れ添っていても、まだ深い愛情があるんだな〜と温かい気持ちになります。

結婚して27年の私達夫婦も、いつかこの境地に到達できるのかはわかりませんが、老後イギリスというのもありなのかもしれないと、ちょっと思いました^_^

最後までお読みいただきありがとうございました♪

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