シンガポールにいる日本人家庭は、ご主人の帯同で日本から海外に駐在などで引っ越すという事が多いと思いますが、中には旦那さんが財布の紐をしっかりと握っていて、海外でのお金の管理を奥さんは全くしていないという家庭も結構あると思います。
理由としては、奥さんが英語が苦手とか、日本にいる時は働いていたけれど、海外に来るタイミングで専業主婦になり自分の収入がなくなったとか、色々あると思いますが、自分の銀行口座を持っていない奥さんもたくさんいるようです。
シンガポールではオンライン決済が進んでいて、友達とご飯を食べに行った時も、誰かがまとめて払って、後からペイナウなどの銀行決済でお金を返す事も多いでしょう。そんな時も自分の銀行口座を持っていれば楽勝です。いちいち旦那さんに説明する必要もないし、文句言われる事も避けられます。
私の友達のご主人は、自分の会社には給与明細がないなどと、とんでもない嘘をつき、シンガポールでの収入をひた隠しにしています。
そんな訳ねーだろ!と突っ込みたくなりますが、ご主人の給与明細を見たことがない駐妻というのは意外に多いものです。
私、お金に興味ないから〜と呑気な事を言っていた国際結婚をしていた友達は離婚の際に、旦那がどこにお金を持っているかがわからず、弁護士費用を工面するのにも困り、旦那は資産を隠すし、お金の事で5年以上モメて、やっと離婚に至りました。
以前うちのコンドにいた若い日本人妻はTシャツ一枚買うにも旦那さんの許可を取らないといけないと言ってて、これは既に経済DVレベルです。
共働きであろうが、なかろうが、旦那が稼いでいようが、奥さんが稼いでいようが、専業主婦であろうが、世帯収入というのは家族のお金であり、専業主婦であっても、当然そのお金の出入金に関してはお互いが知っておくべきだと思いますし、もちろん専業主婦にもそのお金を使う権利はあるのです。
シンガポール人は共働きが多いので、日本の厚生年金や健康保険のようなものに使われるCPFというものも、夫婦がそれぞれ個人のアカウントを持っていて、そこにお金がたまっていくシステムになっていますが、シンガポール人と結婚して、専業主婦をしている人は要注意です。
シンガポール人と結婚しても、すぐに永住権が取れる訳ではないので、自分のCPFが作れず老後のお金が蓄えられないまま数年がすぎる人も多いかと思います。CPFのアカウントを持っている人は、専業主婦ならなおさら、夫婦仲が良いうちに毎年旦那さんのCPFからお金を移していくか、キャッシュで振り込んでもらいましょう。年間8000ドルまでなら節税にもなりますし、もらったCPFは年金をもらえるようになるまで現金化できないので、万が一離婚になった場合も旦那さんが回収する事が難しくなります。お金にシビアな人が多いシンガポール人と離婚する時はお金に関してモメる事が多いのではないかと思うので、普段から準備をしていくのも重要です。
私は仕事でDBSに口座開設に行く事が多いのですが、以前は専業主婦には難しかった住所の証明が、Singpassのアプリを入れて登録する事によって、簡単に銀行口座を開ける事ができるようになっています。住所やその他の情報が全てSingpassに登録されているので、1発で銀行口座が開けます。
自分の口座やATMカードがあればそれを交通機関で使うこともできますし、ペイナウも、なんなら自分で投資もできます。
お金の事情というのは家庭によって違うので一概には言えませんけど、うちは全ての資産状況を親と子供にもシェアしています。生命保険や不動産、株や投資信託など、長く生きていると、資産状況も複雑になっていきますので、それらをまとめてエクセルチャートにして、旅行に行く前などにまとめてアップデートして、自分の親と子供にシェアしておくと、万が一、夫婦一緒に、家族一緒に事故にあった場合なども、安心です。うちは上の子が高校生になったぐらいの時にシェアしましたが、子供が親の経済状態を正しく把握する事にもなりオススメです。
それでもどうやって口座開設をしたらよいかわからない人は、とりあえずSingpassを登録して、パスポートを持って、MBFC (Marina Bay Financial Centre) のDBSに行ってください!口座開設を手伝ってくれるスタッフがいます!
最後までお読みいただきありがとうございました♪
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