以前、私があげたYouTubeのショート動画に、このようなものがありました。

シンガポール在住駐妻が平日に日本人会に行っているビデオだったのですが、最後のオチが癇に障った人が一定数いたようで、プチ炎上したのか現在閲覧数 1万回を超えていて、いまだに少しずつ伸びている動画です。
先日そのコメント欄にこのようなものがきました。
一言、「働けよ」と書いてきた人。
どういうバックグラウンドの方かは存じ上げませんが、この一言には色々な意味で考えさせられました。
(1) 旦那が一生懸命仕事している間にランチ食ってカラオケとはムカつく
(2) そんな事をしてる暇があったら家事でもしておけ
(3) シンガポールで駐在という事を自慢しているようでムカつく
(4) 旦那が稼いだ金で遊ぶな
など、様々なご意見があるでしょう。
まず、海外に住んだ事がある人ならわかると思いますが、駐在に帯同した場合の配偶者が働ける可能性については、いくつかのハードルがあります。
(1) そもそも帯同ビザでは働けない
(2) 言語の壁があり働けない
(3) 赴任先が危険もしくは過疎地域で働けない
(4) 仕事のニーズがない
国やエリアによって事情は様々だと思いますが、帯同した配偶者が現地で仕事を見つけるというのは、なかなか大変です。シンガポールでも不可能ではありませんが、超えるべきハードルはあります。詳細はまた別のブログで説明したいと思いますが、そもそも海外で働くというのは大変な事なのです!
私はイギリスにいた時は学生ビザだったので、週20時間までのバイトしかできず、平日4時間だけ働いていました。香港時代は、配偶者ビザで働く事ができたので、現地採用で保険会社に勤めていました。シンガポールに来てからは、最初は自分で会社を立ち上げて、そこで翻訳の仕事をしていましたが、途中で永住権を取得したので、そこからは自由に働く事ができるようになりました。
でもフルタイムで9時から5時までオフィス仕事をしているわけではないので、日本でフルタイムで働いている友人には、呑気でいいよねと思われていたと思います。でも子供が学校に行っている短い時間にいつも仕事が終わるわけでもなく、子供がわちゃわちゃしているのをみながら、ご飯も作りながら、在宅仕事をするのは、側から見るよりも大変でした。
日本でも、専業主婦 対 ワーママ のような構図があると思いますが、専業主婦というのは、とかく攻撃のターゲットにされがちです。3食昼寝付きとはよく言われることですが、小さいお子さんがいる家庭では特に3食ゆっくり食べる時間も、昼寝する時間もないはずです。子供が幼稚園などに通い出しても、家事をしているだけで、あっという間にお迎えの時間が来るでしょう。
子供の世話をせずに働いている人にはわからないでしょうが、子育てというのは本当に大変です。自分の想い通りに動いてくれない小さい人が楽しいように、安全なように、無事に成長するように、24時間365日見守り続けなければならず、誰も褒めてもくれず、報酬ももらえない労力とストレスは、仕事の苦労とは全く別物です。
最近終わったドラマに「対岸の家事」というものがあり、多部未華子ちゃん演じる専業主婦が、対ワーママや、嫉妬に狂うシングルマザーや、育休パパを相手に奮闘していました。
孤独な子育てがクローズアップされる回や、ワーママがいっぱいいっぱいになる回もあり、共感する人も多かったのではないでしょうか?
シンガポール駐在なんて華やかに聞こえるかもしれませんが、家族も友人も近くにおらず、孤独な思いをしている人もたくさんいると思います。
家庭の事情はそれぞれで、働きたくても働けない人もいれば、専業主婦でいたい人もいれば、子育ても仕事も両立したい人もいます。要するに他人の事情も知らずに色々言うな!という事です。他人の生活を妬ましく思わずに、自分の人生を充実させましょうね!
最後までお読みいただきありがとうございました♪
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