イギリスの不動産ローンの利率がエグいことになってきたので、ロンドンのマンション購入は…

今年の3月にロンドンに行った時から、ロンドンで不動産を探していましたが、ここにきて、良さげな物件を見つけたので、そこを買うために色々と画策していました。イギリスの貨幣であるポンドはダダ下がりで、シンガポールドルに対してもかなり下がっているので、タイミング的には悪くないと思っていたのですが、インフレーションが進み、どんどんと金利が上がってきています。どれぐらい上がったのかを見てみましょう。

物件を決めてから、まずコンタクトを取ったのはシンガポールの銀行であるUOBと、カプリコーンという海外不動産ローンのブローカーでした。8月17日にカプリコーンが提示してきたのはオフショアにあるスキップトンインターナショナルのローンでした。その時のレートは5年の固定金利で3.74%というものでした。これは5年間は年間10%しか余分に払う事ができないという制約がついていました。もし5年以内に売って精算する場合は5%のペナルティーがつくという内容です。2年後に息子の学費をもう払わなくてもよくなるうちとしては、3年目からはローンを前倒しで払っていきたいところ。5年はちょっと長いなという感じで、UOBにも聞いて見ることにしました。

UOBは3%+COFという事でしたが、このCOFというのはCost of Fundの略のようで、おそらくイギリスの銀行利率に近いレートになるのではという理解をしました。当時まだCOFが1%ちょいだったのでトータルのレートは4%ちょいという感じでした。

利率が上がって行くことは予想がついていたので、それならスキップトンで行くかと、プレアプルーバルをもらったのですが、8月25日にプレアプルーバルが出た時にはすでに固定金利が4.59%に上がっていました。ものの1週間で1%近く上がるとは恐ろしいなと、その時は思ったのですが、とりあえずUOBの返答を待ってからにするかと、放置しました。

するとUOBからの返事はイギリスでの2件目のローンなので、60%までしか融資できないとの返事があり、じゃあ70%融資してくれるスキップトンにするかと思ったのですが、1件目のローンも8万ドルくらいしか残ってないので、70%融資して〜やーととりあえずUOBにアピールすることにしました。結局UOBからは70%15年ローンでのアプルーバルが下りたのですが、この時点で金利がヤバいことになりそうな感じだったので、スキップトンにそのままアプリケーションを出すことにしました。ところが9月27日になって、イギリスのガーディアン紙にスキップトンが全てのローン申請をストップしたというニュースが載りました。そこで、オフショアのスキップトンも同じことなのかと、カプリコーンに聞いてみたら、明日がデッドラインなので、アプリケーションを滑り込ませるとのこと。書類は全て揃っていたのですが、結局、翌日になって、オフショアのスキップトンもローン申請をストップしたということで、差し戻してきました。

銀行もしばらく様子見で、固定金利に関してはかなり上がるだろうという予想通り、今日10月10日に5年の固定金利が6.29%になるという連絡がありました。最初から比べると3%弱上がっているのですが、流動の金利の方も、イギリスの銀行金利が2年のうちに5%以上になるのではないかという予測もあり、UOBで借りたとしても、どこかの時点で8−9パーセントになる恐れがあります。

しかもイギリスは過去最大級のレセッションを迎えるという予測もあり、この利率の上がり方からすると、不動産市場も冷え込むという予測になっています。

ということで、とりあえず2年くらいは様子を見てもいいかという結論に達し、今回はこのロンドンの物件は見送ることにしました。法律事務所にもすでにお金を支払っているのですが、返してくれるかなー?また今度のブログでその後どうなったかお知らせします!

最後までお読みいただきありがとうありがとうございました♪

全く関係ないですが、本日10月10日にジュロンイーストのJEMに蒸す美さんというサントリー系列の日本食レストランがオープンしました!そちらのYouTube動画はこちらからどうぞ!

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