先日ロンドンに行った際に、性懲りも無くまたしても不動産の内見に行った私。YouTubeをご覧の方は内見のショート動画をあげているので、お気づきの事だと思います。
息子がロンドンで就職したので、長女と一緒に住めるファミリーベースのような場所をロンドンに作りたいと思ったのがスタートでした。
最初は2ベッドルーム2バスルームで探していたのですが、エージェントが3ベッドルーム2バスルームの物件を紹介してくれて、ここが気に入ったので、ここにオファーを出しました。
HSBC UKがローンを出してくれるという事だったので、いけるかと思っていたのですが、そうは簡単に事は進みませんでした。
ローンの金額的には問題がなかったのですが、実はこの物件はEWS1という火災検査でB2というクラスに認定された物件でした。
2018年に大きなマンション火災があり、80人もの人が死亡したイギリスでは、火災予防のクライテリアをあげなくてはならないという事になり、多くの物件がこのB2という階級になったらしい。この物件もその一つで、下に入ってるスーパーマーケットのスプリンクラーを替えるとか、そのスーパーの壁を防火性の強い壁にするとか、色々項目があるのですが、2024年の今、まだ一向に進んでないっぽいところがイギリスあるある。
スプリンクラーぐらいとっととかえろやとも思いますが、デベロッパーが全部お金出してやるらしく、おそらく何百という物件が改善を待っているので遅々として進まない。
HSBC UK的には、このクラスの物件にローンを出すのは無理という判断でした。
既に4ヶ月以内に引っ越す事を視野に入れて、今の大家さんに出る宣言をした娘がホームレスになる危機が迫るし、とにかく他の銀行を必死で探した結果、以下の銀行がこのクラスの物件にも融資するという事がわかりました。ここからは同じシチュエーションにいる方には非常に興味深い内容になるかと思います!その6銀行は以下の通りです。
Barclays UK
HSBC UK
Lloyds
Nationwide
Natwest
Santander
まずはBarclays ですが、うちの旦那はずっとBarclaysに口座を持っていたのですが、半年ほど前に、海外在住者の口座は閉じるので、とっととお金を移すようにとのお達しがきました。口座すら持たせてくれないので、海外在住のイギリス人へのローンももちろんアウト。Barclays Internationalなら融資はしてくれそうだったのですが、£100,000を預けておけとの事だったので、ここはやめました。
次にHSBC UKですが、海外在住のイギリス人にはオンラインで銀行口座を作ってくれて素晴らしかったです。そして海外在住者に対するローンも、居住目的の物件に対しても出してくれるという柔軟さ。しかし、この物件への融資は現時点ではできないという結果でした。
Lloydsはウェブサイトにシンガポールの電話番号もあり、電話してみましたが、通じない… なんでやねん!しかしワンチャンありそうなので、ここは月曜にイギリスの方へ電話してみたいと思います。
Nationwideは、ウェブサイトにはイギリス在住の子供とのジョイントローンにするなら居住用でもオッケーと書いてあるにもかかわらず、ローンはイギリス在住者のみとアイリッシュアクセントでけんもほろろに断られました。
Natwestも最初に息子が電話した時はシンガポールドルでも払えるよーみたいな感じだったらしいですが、今日電話したらやはりイギリス在住者のみのローンと言われ、何度も確認しましたが、Natwest Internationalに連絡しろと言われました。
Natwest Internationalは海外在住者の居住用の物件にも融資できるとウェブサイトには書いてあるのですが、ブローカーを通してじゃないとローン申請ができないとの事なので、以前お世話になったCapricornというブローカーに頼んでみようと思っています。ちなみにこのブローカーは融資先をサッサと見つけてきてくれるのですが、5000ドルくらいは取られます。
Santanderは、ローカルで融資できるけど、イギリス国内の収入だけで査定すると言われました。しかし通常イギリスで不動産の共同名義にする場合は、二人までという事がほとんどなのですが、なんとSantanderは4人までオッケーとの事で、私達夫婦のロンドンの不動産賃貸収入+娘の収入+息子の収入を合わせ、家族総動員でローン申請をする事にしました。
イギリスに不動産を買う場合に重視されるのは、
- イギリスに居住しているのか
- イギリスでの収入はいくらか
- 居住用物件か投資用物件か
- イギリス人なのか、外国人なのか、
- 海外在住者の場合はどこの国に住んでいるのか
- 海外居住者のその国での収入と支出
などが重視されます。
さて、ロンドンにファミリーベースを築く事ができるのかは、またブログで報告しますね!
ロンドンの内見の様子はこちらのYouTubeから!
最後までお読みいただきありがとうございました♪
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