ロンドンの不動産購入は長い道のりだった!パート1

昨日やっと無事にロンドンでの不動産購入が終了しました。まあ厳密に言えば、まだ少し書類上の手続きが残っているのですが、子供達は既に引っ越しを済ませました。

ここまで漕ぎ着けるのに内覧から数えて5ヶ月かかったのですが、その全プロセスをお話ししたいと思います。長いよ!

2024年の9月に息子の大学の卒業式がロンドンであったため、ロンドンに2週間くらい滞在していた私ですが、ちょうど良い機会だと思い不動産の内覧も入れておきました。

実は3年くらい前もロンドンで1LDKのマンションを投資用に買おうとしていたところ、急激に利子が上がってしまい、弁護士費用まで払っていたのに諦めたという経緯がありました。その時にみていたのは、ロンドンのゾーン1のBattersea Power Station駅のすぐ前に建っているこの物件でした。

実際に買おうとしていたのは、この下の写真の物件ではありませんが、こんな感じでした。500sfくらいの小さめの1LDKでしたが、場所が人気のお洒落なエリア&再開発エリア&ゾーン1という事で、値段は£480,000でした。今は少し下がっているようですが、賃貸に出したら家賃は月に2000ポンドくらいになると思います。

とにかく、この物件を諦めた後も、しつこく別の物件を探しつつ、利子が下がるのを待っていましたが、ここにきて少し利子が下がり始めたので、今や!と思い、内覧に行きました。

ロンドンは中心地から離れるに従い、ゾーン1→2→3→4→5→6という風にゾーンの数値が上がって行くのですが、不動産が高額なのでゾーン4くらいでも別に良かったのですが、ロンドンに住んでいる子供達に言わせると、ゾーン4?遠すぎ!だそうです。まあ賃貸に出す事も考えるとゾーン2くらいにとどめておこうという結論になり、ゾーン2までで、安全で、地下鉄の便が良い場所を探していました。

そこで見つけたのが、こちら↓ Bromley by Bow という地下鉄3線が通る駅の真横に建っています。

おまけにこの地下鉄は、ロンドンのビジネス街であるBank駅、Liverpool Street駅に直結、また10分ほど歩くと別の駅があり、そこからロンドン第二の金融街 Canary Whalf にも直結しています。おまけにこの駅にはエレベーターもついているのです。当たり前だと思ったあなた!これ当たり前じゃないのよ!

こんなに便利なのに、とにかくこの駅の近辺がなぜだかわからないけど安い。不動産に出物はないと言いますから、何か理由があるのでしょう。バングラデシュ系の移民が多いという事で、モスリムタウンなせいもあると思いますが、まあ自分の目で確かめてみようと思い行ってきました。

実はこのエリアの別の物件の内覧を入れていて、そこも見たのですが、悪くないんだけど、ここや〜とはならない感じでした。ロンドンで働いている娘と息子を住ませて、しばらくの間ファミリーベースみたいに使えたら良いな〜と思っていたので、2LDKで探していたのですが、エージェントさんが内覧の最後に、もう一件あるから見てみない?と言ってきた。

実はこのマンションは以前に2LDKの物件を息子が内覧して、道路の音がクソうるさくて無理と言っていた。なるほど、安さの秘密は騒音だったのかと思い、息子は見ても仕方ないと言いましたが、私達はどうせならそこも見ようと言い内覧させてもらいました。

入ってびっくり‼️ まあまあ静かやん

右側に道路が見えると思いますが、このA12という高速道路がこのマンションの真横にあり、これがうるさいのですが、このユニットは最上階の16階で、道路からは一番離れた角部屋だったので、そこまで騒音がしませんでした。もちろん皆無ではありませんが、気にならない程度です。ちなみに右上に見えているビル群はロンドンオリンピックの開催地になったStratford です。こちらも大再開発エリアになります。

他の内覧した物件は2LDKで2バスルームで、£450,000〜£480,000だったのですが、この物件は3LDKで2バスルームで、なんと£470,000でした。ロンドンのゾーン2内でこの値段の3ベッドなんて、今まで私がリサーチしてきた中でも見た事ないと思いましたが、やはりそれには色々な理由があったのです。

実はこの物件は以前にオンラインの不動産アプリで見た事があり、素敵だけどちょっと予算オーバーだなと思っていたものでした。買えなくはなかったのですが、3ベッドが別に必要ではなかったので、まあ2ベッドで安い方がいいかなと思っていたのですが、£520,000で一度売れたらしいのですが、買主の婚約が破棄となり、キャンセルになったという事で、売り急いでいた香港人の売主がエージェントに言われるがまま値段を£50,000も下げてマーケットに戻ってきた最初の内覧が私達だったそうです。

いや〜、別に3ベッドいらんけど、あったら便利やし、値段ほぼ変わらんやん!という事で、即決して、その場でオファーしました。

そのマンションの全貌はこんな感じです↓

リビング&ダイニングは一体化していて、ロンドンのマンションでは珍しく2面に3つの窓があり、最上階という事もありとても明るいです

キッチンはコンパクトですが、オーブン、電子レンジ、冷蔵庫、食洗機がビルトインで入っています

これが息子の部屋で、ベッドルームの床は全てカーペット敷きでした。板の間に変えようかとも思いましたが、このマンションは全て床暖房という事なので、そのうち故障したらカーペットもはがす事になりそうだと思い、とりあえずそのまま放置することにしました

これが共用のバスルームですが、とりあえずは二人暮らしなので、ゲストと息子が使用する事になります

これが娘の部屋で、マスターベッドルームになります

シンガポールに仕様が似ていて、2〜3ベッドルーム以上の場合、マスターベッドルームにはバスルームが付いている事が多いです。これがマスターのバスルームで、バスタブではなく、シャワーブースです

 

こちらがエクストラのベッドルームですが、ゲストルームとなる予定。幅が狭めなので、シングルベッドからダブルに変えるかを今検討中です

 

バルコニーからの景色は、南側にCanary Whalfの金融街

西側にBankなどの金融街があります。息子の職場はその近くで、地下鉄で5駅ほどです

しかし即決したものの、そこからの道のりが長かった!長すぎるので、この続きはまた次のブログで!